メールマガジンをやっているけど、反響が無い。読者数は増えていっているが、成果が出ない。
そんな風に思っている方、多いのではないでしょうか。
一方で、メールマガジンを一度出せば、すぐに反響がある、お申込みがババっと入ってくる、という方も少なからずいらっしゃいます。
ここでは、井上がこれまでマーケティング業務を18年間やってきた中から、NGパターンと秘訣をお伝えできればと思います。
目次
反響率1%を目指そう
まず、そもそもメールマガジンの適正な反響率(告知内容に対して資料請求やお申込みなどが入る率)というのはどの程度なのでしょうか。
これは、どのようにメールマガジンの読者を獲得されたかにもよりますし、法人と個人でも違いますが、1つの指標として、1%を目指す、というのは、良い目標値ではないでしょうか。
つまり、読者が1000人いる方であれば、一回メルマガを出すたび、10人からの反響がある、ということです。
これなら十分、ビジネスが成立しますよね。
※今回の記事では、メルマガの読者を増やす方法については触れません。この点については後日また記事を書きたいと思います。
NGパターン
では次に「やってはいけないパターン」というのを見ていきましょう。
ブログ(ウェブ)へのリンクをとばしまくり
ブログやウェブの更新記事のインデックスをメールマガジンとして送る、といった主旨のメールマガジン。この手法をとっている方は結構いらっしゃると思いますが、個人的にはお勧めしません。
まず第一に、スマホフレンドリーではないからです。スマートフォンの場合、一般にメールアプリとブラウザは別なので、リンクをいちいちクリックして記事を読むのは相当面倒なのです。
現代は、過半数の方がスマートフォンでメルマガを読む時代。例えば私のメルマガの読者も、およそ7割の方がスマートフォンで読まれているようです。ですので、リンク集形式は控えたほうがいいのです。
また、別の理由として、この形式のメルマガは、どうしても辞書のような、無機質なメルマガになってしまいやすい、という点もあります。
ただのDM
同じく、単なる新製品の紹介のみのタイトル、本文のメールマガジンも、いかにもDMといった体で、好まれません。こうしたメールマガジンを送った場合、反響率が高くなりにくいこともさることながら、登録解除率が高いことにもつながってきてしまうことでしょう。
反響率を生む秘訣
では、反響率が高いメールマガジンの秘訣とは、どのようなものがあるのでしょうか。
アイスブレイクを入れる
まずは冒頭、あなたらしい自己紹介や挨拶、最近あった出来事などから、入っていくとよいでしょう。要は、メールマガジンといえども、一種の手紙である、と考えます。
こちらからは一度に多数の方に送られるものであっても、相手にとってはその一通だけを見るわけですから、そこに人の血が通っているかは大切なのです。
相手に寄り添う
次に、相手に寄り添った文章を書けるとよいでしょう。例えば、「最近はこんな風に感じたりしませんか?」とか、「あれってすごくいやですよね」とか、相手の感情をイメージして、メールの送り手と読み手が「私たち」として一体化しているようなイメージで書く。
そうすると、共感度の高い文章になるはずです。
こまめに改行する
メルマガのルールでいえば、
一行38文字、というのが通例です。
しかしながら、最近のトレンドとして、
10文字程度でこまめに改行をして行くスタイルのほうが、読まれやすいようです。
この点については、ぜひ他のメールマガジンを読んで、自分が読みやすいと思った方のものをまねてみるとよいでしょう。
フッタにリンク集を
メルマガのフッターには、現在募集中のサービスやブログへのリンクを一通り記載しておきましょう。
多少長くなっても構いません。ここにすべてのリンクがあることで、読者はメルマガをインデックス的に利用できますし、実際に私のメルマガでも、フッターのリンクからのお申し込みが必ず毎回1-2件は入ってきますので、効果を実感しています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
上記にも触れましたが、結局メールマガジンを「DM」ととらえるのか「手紙」ととらえるのかが大きいように思います。あくまでメールマガジンは、一度の多数の方にお手紙をお送りしている、という気持ちに立って、お送りすること。これができれば、自然と反響率は高まっていくはずです。