【通信講座企画のポイント】できるだけ「狭くて深い」ニーズをとらえる

先日、ある方から、
通信講座を新たに作る相談を
受けました。
 
その方がイメージされていたのは、
ご自身の専門分野である
 
・話し方
・コミュニケーション
 
などの、
の通信講座制作です。
 
「これらの講座を作ったら、売れるでしょうか」
 
と相談を頂きましたが、
 
 
私は、
 
「残念ながら、売れません。」
 
とお答えしました。
 
 
理由は2つあります。
 
(1)大手とバッティングすると売れにくい
 
私たち小規模事業者が、
通信講座で食べていくためには、
既に大手がやっているコースの
後追いは避けたほうが良いです。
 
なぜなら、買い手の
比較対象になるからです。
 
両方類似コースがあったときに、
大手のきらびやかなHPや資料、
事例紹介などに勝つのは
至難の業。
 
・話し方
・コミュニケーション
 
は、既に、ユーキャンで同名のコースが
ラインナップされています。
 
 
 
 
同じ土俵で勝負するのは危険です。
 
 
(2)対象者が広く、ゴールが曖昧だと売れにくい
 
話し方もコミュニケーションも、
多くの方がいろいろな側面で悩んでいる分野です。
 
たとえば、友人関係、パートナーシップ、仕事面、など等。
 
そして、それぞれ解決したいゴールは異なります。
 
こうした「広くて多様なゴール、抽象的なゴール」
の講座は、一般に高額では売れません。
 
こうした内容は、
どちらかといえば、書籍などに分があります。
 
 
■ではどうしたらよいか。
 
 
それでは、このご相談者は
諦めるしかないのでしょうか。
 
 
実は、勝てる方法があります。
 
 
それが、
 
【できるだけターゲットを絞り、深刻なニーズに特化させる】
 
という手法です。
 
 
たとえば、
 
単なる話し方講座、ではなく、
 
「30年間彼女がいない男性専門の、
 恋人を作るための話し方
 に特化した話し方講座。」
 
にする。
 
 
これであれば、
まずユーキャンは入ってこない土俵です。
 
しかし、確実に、
「深刻なニーズ」
はとらえています。
 
 
今は、インターネットがあるので、
こうしたニーズを抱えた人と出会うのは比較的簡単です。
 
 
私たち個人・小規模事業者が、
通信講座を作って、ヒットするためには、
このような
「狭くて深い」ニーズをとらえる
という発想が必要なのです。