長らくいわゆる「資格ビジネス」に関わっていますが、民間資格・資格制度をつくることのスクール側にとっての魅力は7つに集約されると感じています。
1つずつ紹介していきましょう。
目次
①教育の仕組み化ができる
資格制度化することにより、教育の仕組み化が進みます。
まず、資格制度化することで、カリキュラムの範囲を明確にする必要が出ます。あわせて合格基準を明確にする必要が出ます。
これらにより、カリキュラムや基準の標準化が進み、教育体系が整います。
また、資格取得を目指して学習し、合格により達成する、という枠組みがはっきりすることで、教育サービスとしての仕組み化が推進されます。
②ブランディング・権威付けになる
資格制度化することで、知名度アップや格のアップが期待できます。
③試験単体でのビジネス化
資格制度化することで、資格試験というものが生まれ、受験料を取って試験を行うというビジネスが生じます。従来、教育サービスの提供により対価を得ていたものに、加えて試験サービスというものが発生します。
④教育のフランチャイズ化
資格発行機関のお墨付きブランドによる試験対策教材、試験対策講座というものが価値を生むため、「認定教材・認定校」という制度を作ることが可能になります。これにより、いわゆるフランチャイズ化が可能になります。
認定校として認定し、正規教材や指導書・教材を支給する代わりにロイヤリティを得るようなモデルが可能になります。
⑤スクール受講者のモチベーション喚起
資格取得を目指したカリキュラムを提供することで、そのスクールの受講者のモチベーション喚起・維持に役立ちます。
⑥口コミに乗る
資格は口コミに乗りやすい性質があります。資格取得者が積極的に資格の取得をSNS等で喧伝してくれることで、資格の普及啓もうをサポートしてくれます。
⑦公共的な基準として活用される可能性
資格制度として一定の信頼を得ることができれば、その分野における公共的な基準として活用される可能性があります。例えば、企業の採用試験で加点評価されたり、ある業務を行う上での免許の役割を果たしたりする事例があります。
まとめ
以上、資格制度をつくる7つの魅力をみてきました。制度構築を目指す方の参考になれば幸いです。
※2022年3月15日更新
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